当社のポリ-γ-グルタミン酸

開発の背景と経緯

福岡県産業科学技術振興財団の支援を得て、福岡女子大学 竹田弘教授(現同大学名誉教授)と福岡県醤油醸造協同組合との産学官共同研究プロジェクト(平成5~7年度・13~14年度)として「納豆のネバネバ成分(ポリ-γ-グルタミン酸)の機能の解明と大量培養技術の開発」に成功しました。

当社のポリ-γ-グルタミン酸の特徴

ポリ-γ-グルタミン酸(ポリアミノ酸)は納豆菌を使って培養した純粋な納豆エキス(納豆菌が作り出すネバネバ成分)で、次のような特性を持っています。

  • 生体適合性、体内分解性に優れ、安全である。
  • 皮膚組織の保湿性・保水性・被覆性に優れる。
  • 超高分子量(分子量約300万)が当社独自の技術で生産可能である。
  • 安定した高粘度の水溶液、ゲルが得られる。ナノサイズのポリ-γ-グルタミン酸は角質層のすみずみにまで浸透し、肌の天然保湿因子(ピロリドンカルボン酸や乳酸など)を増加させ、その働きを活性化します。
納豆エキスは納豆から抽出したものではありませんから、大豆アレルギーの心配はなく、納豆臭もありません。 ポリ-γ-グルタミン酸イメージ

●生体適合性と生体内分解性にすぐれています。

生体内適合性と生体内分解性を定性的に比較した図

■キトサンを基準にして生体内分解性と生体適合性を定性的に比較した図

キトサンを基準にして生体適合性と生体内分解性を較べると

  • コラーゲンはキトサンと同程度
  • ヒアルロン酸は生体適合性がキトサンより優れている。
  • 当社ポリ-γ-グルタミン酸は、生体適合性、生体内分解性ともにキトサン、コラーゲン、ヒアルロン酸より優れた性質を示しています。

ポリ-γ-グルタミン酸の利用方法は?

ポリ-γ-グルタミン酸の利用・応用例としては次のようなものが挙げられます。(納豆から抽出したものではありませんから、大豆アレルギーの心配はありません。納豆臭もありません)

人・環境に優しい機能材料として、広く利用・応用できます。

  • 化粧品・医薬部外品 :透析者用ジェル、基礎化粧品、美容液・ローション
  • 医薬品・医療品 :ドライアイ目薬、口腔ケア剤
  • サプリメント、栄養強化剤、食品添加剤
  • 繊維・衣料・繊維加工処理剤 :床ずれ防止
  • 生分解プラスチック
  • 環境浄化剤

●純度が高いので結晶化し球晶ができます。

当社PGA球晶

ポリ-γ-グルタミン酸を利用した製品開発

開発されたポリ-γ-グルタミン酸の応用、実用化に向けて、平成20年4月に「株式会社PGAバイオ技術研究所」が設立されました。
現在、ポリ-γ-グルタミン酸は化粧水・美容液・美容クリームなどの化粧品としてすでに当社で製品化(ピービオ化粧品)され、好評を得ております。
特にダイア・ピービオ(クリ-ム)は、中村、青池(向陽メディカルクリニック)、竹田(PGAバイオ技術研究所)、野田、植木(福岡県醤油醸造協同組合)らと共に、ポリ-γ-グルタミン酸と他の有効成分を効果的に配合するなどの工夫を重ね、ポリ-γ-グルタミン酸の特性がさらに活かされるよう開発されたもので、のびがよく、しっとりとハリのある使用感が実感できる製品です。
ぜひ、すべすべ・しっとりの使用感をお試し下さい。

 

特許出願リスト

  • ①特許4746549(2011.05.20)
  • ②特許4845359(2011.10.21)
  • ③特許4870944(2011.11.25)
  • ④特許5423942(2013.12.06)
  • ⑤特開2013-139646(2013.07.18)
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